【宝塚記念2015】過去10年の傾向・データ分析(枠順・馬体重・血統)

【宝塚記念2015】過去10年の傾向・データ分析(枠順・馬体重・血統)

春の6週連続GⅠ開催も終わり、残る上半期のGⅠは宝塚記念のみとなりました。梅雨の時期で馬場が悪くなることもあり、予想が難しいかもしれませんが、まずは過去10年の傾向を見ていきます。
9年前の2006年は京都競馬場で宝塚記念が行われているので、2006年を除いた2004年〜2014年に阪神競馬場で開催された過去10回のデータを集計してみます。

枠順傾向

宝塚記念は、阪神競馬場の芝2,200mで行われます。2010年まではAコース、2011年以降はBコースで開催されており、Bコースは内ラチが3〜4m外側に移動しています。

枠順 1着 2着 3着 4着以下 出走頭数 勝率 連対率 複勝率
1枠 1 1 3 9 14 7.14% 14.29% 35.71%
2枠 0 1 1 14 16 0.00% 6.25% 12.50%
3枠 1 1 2 14 18 5.56% 11.11% 22.22%
4枠 0 4 1 13 18 0.00% 22.22% 27.78%
5枠 0 2 1 16 19 0.00% 10.53% 15.79%
6枠 4 0 0 16 20 20.00% 20.00% 20.00%
7枠 0 0 1 20 21 0.00% 0.00% 4.76%
8枠 4 1 1 16 22 18.18% 22.73% 27.27%

6枠と8枠が4勝ずつ挙げている

6枠は、1番人気のオルフェーヴル、2番人気のドリームジャーニーのように人気馬だけでなく、5番人気のエイシンデピュティ、11番人気のスイープトウショウも勝利を挙げています。8枠も1番人気タップダンスシチーとゴールドシップの連覇だけでなく、8番人気ナカヤマフェスタも勝っています。
6枠と8枠は、人気馬が入ったら信頼し、人気薄の一発も期待できる枠と言えそうです。

複勝率が高い1枠

1枠は、阪神競馬場で開催された過去10年で、14頭出走して5頭が3着以内に入っています。複勝率は35.71%と最も高いですが、[1-1-3-9]と3着が多い印象です。

勝ち切れない4枠

次に複勝率が高いのが27.78%の4枠。4枠は[0-4-1-13]と2着が多く、ブエナビスタが2回1番人気で2着になるなど勝ち切れない印象です。

7枠は不振が続く

7枠は1番人気単勝1.6倍だったディープスカイが3着。その他上位人気では、4番人気が4頭入りましたが、馬券には絡めていません。

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馬体重傾向

宝塚記念は古馬が中心となるGⅠレースですが、馬体重の傾向はあるのか調べてみました。

馬体重 1着 2着 3着 4着以下 出走頭数 勝率 連対率 複勝率
440kg未満 1 0 0 4 5 20.00% 20.00% 20.00%
〜460kg 2 2 2 14 20 10.00% 20.00% 30.00%
〜480kg 2 2 2 24 30 6.67% 13.33% 20.00%
〜500kg 3 4 4 35 46 6.52% 15.22% 23.91%
〜520kg 1 2 1 26 30 3.33% 10.00% 13.33%
521kg以上 1 0 1 15 17 5.88% 5.88% 11.76%

穴馬は470kg以下が激走

比較的馬体重が軽い440〜460kgの馬が、勝率10.0%、連対率20.0%、複勝率30.0%と好成績を残していました。
また、8番人気以下の人気薄で馬券に絡んだ、カレンミロティック、ヴィルシーナ、ナカヤマフェスタ、インティライミ、スイープトウショウは、すべて470kg以下の馬体重でした。思い切った穴馬は、軽めの馬体重の馬から選ぶと良さそうです。

馬体重521kg以上は重賞実績が必要か

馬体重521kg以上の組から馬券に絡んだのは、アーネストリーのみでした。アーネストリーは2010年の3着の前に、中日新聞杯と金鯱賞を連勝しています。馬体重521kg以上の馬は、重賞実績が十分にないと厳しそうです。

血統傾向

過去10年に馬券内に入った馬、計30頭の父馬から血統傾向を見てみます。

開催年 馬場状態 1着馬 2着馬 3着馬
2014年 ステイゴールド ハーツクライ ディープインパクト
2013年 ステイゴールド ディープインパクト ディープインパクト
2012年 ステイゴールド キングカメハメハ マンハッタンカフェ
2011年 グラスワンダー スペシャルウィーク King’s Best
2010年 稍重 ステイゴールド スペシャルウィーク グラスワンダー
2009年 ステイゴールド グラスワンダー アグネスタキオン
2008年 フレンチデピュティ オペラハウス スペシャルウィーク
2007年 稍重 エンドスウィープ オペラハウス エリシオ
2005年 エンドスウィープ サンデーサイレンス サンデーサイレンス
2004年 Pleasant Tap マーベラスサンデー サンデーサイレンス

近2年はサンデーサイレンス系が独占

父・サンデーサイレンス系の馬が18頭を占めており、大きな勢力となっています。ステイゴールド産駒が6勝と相性の良さを見せているほか、近年ではディープインパクト産駒が3頭馬券に絡んでいます。

ミスプロ系はGⅠ実績が必要か

ミスプロ系で馬券に絡んだ4頭は、いずれも混合GⅠでの連対経験がありました。GⅠで勝ち負けできる力がないと、馬券に絡むのは難しいかもしれません。

2015年の出走馬はSS系とミスプロ系のみ

2015年の宝塚記念出走予定馬は、サンデーサイレンス系とミスプロ系のみです。サンデーサイレンス系の取捨は、過去の実績や枠順・馬体重と合わせて考える必要がありそうです。
一方で、ミスプロ系の出走予定馬はキングカメハメハ産駒が4頭。GⅠで馬券に絡んだ馬がいないので、思い切ってすべて切っても良さそうです。