【宝塚記念2015】過去10年の傾向・データ分析(枠順・馬体重・血統)
- 2015.06.10
- 競馬予想
春の6週連続GⅠ開催も終わり、残る上半期のGⅠは宝塚記念のみとなりました。梅雨の時期で馬場が悪くなることもあり、予想が難しいかもしれませんが、まずは過去10年の傾向を見ていきます。
9年前の2006年は京都競馬場で宝塚記念が行われているので、2006年を除いた2004年〜2014年に阪神競馬場で開催された過去10回のデータを集計してみます。
枠順傾向
宝塚記念は、阪神競馬場の芝2,200mで行われます。2010年まではAコース、2011年以降はBコースで開催されており、Bコースは内ラチが3〜4m外側に移動しています。
枠順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 出走頭数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 1 | 3 | 9 | 14 | 7.14% | 14.29% | 35.71% |
2枠 | 0 | 1 | 1 | 14 | 16 | 0.00% | 6.25% | 12.50% |
3枠 | 1 | 1 | 2 | 14 | 18 | 5.56% | 11.11% | 22.22% |
4枠 | 0 | 4 | 1 | 13 | 18 | 0.00% | 22.22% | 27.78% |
5枠 | 0 | 2 | 1 | 16 | 19 | 0.00% | 10.53% | 15.79% |
6枠 | 4 | 0 | 0 | 16 | 20 | 20.00% | 20.00% | 20.00% |
7枠 | 0 | 0 | 1 | 20 | 21 | 0.00% | 0.00% | 4.76% |
8枠 | 4 | 1 | 1 | 16 | 22 | 18.18% | 22.73% | 27.27% |
6枠と8枠が4勝ずつ挙げている
6枠は、1番人気のオルフェーヴル、2番人気のドリームジャーニーのように人気馬だけでなく、5番人気のエイシンデピュティ、11番人気のスイープトウショウも勝利を挙げています。8枠も1番人気タップダンスシチーとゴールドシップの連覇だけでなく、8番人気ナカヤマフェスタも勝っています。
6枠と8枠は、人気馬が入ったら信頼し、人気薄の一発も期待できる枠と言えそうです。
複勝率が高い1枠
1枠は、阪神競馬場で開催された過去10年で、14頭出走して5頭が3着以内に入っています。複勝率は35.71%と最も高いですが、[1-1-3-9]と3着が多い印象です。
勝ち切れない4枠
次に複勝率が高いのが27.78%の4枠。4枠は[0-4-1-13]と2着が多く、ブエナビスタが2回1番人気で2着になるなど勝ち切れない印象です。
7枠は不振が続く
7枠は1番人気単勝1.6倍だったディープスカイが3着。その他上位人気では、4番人気が4頭入りましたが、馬券には絡めていません。
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馬体重傾向
宝塚記念は古馬が中心となるGⅠレースですが、馬体重の傾向はあるのか調べてみました。
馬体重 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 出走頭数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
440kg未満 | 1 | 0 | 0 | 4 | 5 | 20.00% | 20.00% | 20.00% |
〜460kg | 2 | 2 | 2 | 14 | 20 | 10.00% | 20.00% | 30.00% |
〜480kg | 2 | 2 | 2 | 24 | 30 | 6.67% | 13.33% | 20.00% |
〜500kg | 3 | 4 | 4 | 35 | 46 | 6.52% | 15.22% | 23.91% |
〜520kg | 1 | 2 | 1 | 26 | 30 | 3.33% | 10.00% | 13.33% |
521kg以上 | 1 | 0 | 1 | 15 | 17 | 5.88% | 5.88% | 11.76% |
穴馬は470kg以下が激走
比較的馬体重が軽い440〜460kgの馬が、勝率10.0%、連対率20.0%、複勝率30.0%と好成績を残していました。
また、8番人気以下の人気薄で馬券に絡んだ、カレンミロティック、ヴィルシーナ、ナカヤマフェスタ、インティライミ、スイープトウショウは、すべて470kg以下の馬体重でした。思い切った穴馬は、軽めの馬体重の馬から選ぶと良さそうです。
馬体重521kg以上は重賞実績が必要か
馬体重521kg以上の組から馬券に絡んだのは、アーネストリーのみでした。アーネストリーは2010年の3着の前に、中日新聞杯と金鯱賞を連勝しています。馬体重521kg以上の馬は、重賞実績が十分にないと厳しそうです。
血統傾向
過去10年に馬券内に入った馬、計30頭の父馬から血統傾向を見てみます。
開催年 | 馬場状態 | 1着馬 | 2着馬 | 3着馬 |
---|---|---|---|---|
2014年 | 良 | ステイゴールド | ハーツクライ | ディープインパクト |
2013年 | 良 | ステイゴールド | ディープインパクト | ディープインパクト |
2012年 | 良 | ステイゴールド | キングカメハメハ | マンハッタンカフェ |
2011年 | 良 | グラスワンダー | スペシャルウィーク | King’s Best |
2010年 | 稍重 | ステイゴールド | スペシャルウィーク | グラスワンダー |
2009年 | 良 | ステイゴールド | グラスワンダー | アグネスタキオン |
2008年 | 重 | フレンチデピュティ | オペラハウス | スペシャルウィーク |
2007年 | 稍重 | エンドスウィープ | オペラハウス | エリシオ |
2005年 | 良 | エンドスウィープ | サンデーサイレンス | サンデーサイレンス |
2004年 | 良 | Pleasant Tap | マーベラスサンデー | サンデーサイレンス |
近2年はサンデーサイレンス系が独占
父・サンデーサイレンス系の馬が18頭を占めており、大きな勢力となっています。ステイゴールド産駒が6勝と相性の良さを見せているほか、近年ではディープインパクト産駒が3頭馬券に絡んでいます。
ミスプロ系はGⅠ実績が必要か
ミスプロ系で馬券に絡んだ4頭は、いずれも混合GⅠでの連対経験がありました。GⅠで勝ち負けできる力がないと、馬券に絡むのは難しいかもしれません。
2015年の出走馬はSS系とミスプロ系のみ
2015年の宝塚記念出走予定馬は、サンデーサイレンス系とミスプロ系のみです。サンデーサイレンス系の取捨は、過去の実績や枠順・馬体重と合わせて考える必要がありそうです。
一方で、ミスプロ系の出走予定馬はキングカメハメハ産駒が4頭。GⅠで馬券に絡んだ馬がいないので、思い切ってすべて切っても良さそうです。
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