GLAYのTERUも不満に思った飛行機の遅延説明のわかりにくさ

GLAYのTERUも不満に思った飛行機の遅延説明のわかりにくさ

交通機関は遅れることもあるものですが、中でも飛行機については遅延の理由がわかりにくく、利用者側としては不満に思うことが多いと思います。

2019年1月6日、大雪の影響で新千歳空港を発着する便に遅れが多数発生した際には、GLAYのTERUさんもTwitterで不満をツイートしました。

大雪の影響での遅れなので、航空会社としては「不可抗力による遅れ」と言えるのですが、その説明がわかりにくいのです。

「使用機材の遅れ」「機材繰りのため」ってなに?

TERUさんのツイートは続き、疑問が提示されます。

「使用機材の遅れってなんだろう?」
僕は、この疑問に不満が生まれる理由があると思います。

「機材」が専門用語でわかりにくい

航空会社は遅延の理由を説明する際に「機材」という用語を使いますが、これが専門用語なので、一般の人にとっては意味を理解しにくいのです。

「機材」とは

航空会社が言う「機材」は飛行機の機体を意味します。

しかし飛行機に乗り慣れていない人にとっては、たとえ空港にいたとしても、「機材=飛行機の機体」とすぐに理解することは難しいのではないかと思います。

バンドをやったことがある人なら「機材」は楽器やPA機器のことをイメージする人も多いでしょうし、建築関係の仕事をしている人ならショベルカーやクレーンなどをイメージするかもしれません。

「使用機材の遅れ」とは

「使用機材の遅れ」は、「使用する飛行機の機体が遅れている」ということです。

飛行機は運用上、羽田→新千歳→羽田のように往復しますので、折返しで使用予定の機体の到着が遅れていると、折返し便も遅れることになります。

「機材繰り」とは

「機材繰り」という表現も遅延の理由としてよく使われています。
機材繰りは、使用予定の機体の準備が遅れているということです。

遅れの理由としては、機体の故障や雪の付着等により、機体整備に通常より時間がかかることが挙げられます。また、上記の使用機材の遅れが含まれている場合もあります。

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利用者にわかりやすい説明をしてほしい

鉄道の遅延の場合は、「人身事故」「線路内立ち入り」「お客様同士のトラブル」「車両故障」「強風による運転見合せ」など、遅延要因が利用者にもわかりやすい説明が行われることが多いです。

飛行機も悪天候等で遅延が発生することは十分に理解していますし、仕方ないことだと思います。それに5分・10分程度の遅延なら、それほど不満も溜まりません。

ただ、数十分から数時間の遅延が発生する際には、納得がいく説明を受けて待つのと、よくわからない説明を受けて待つのでは、心証が大きくことなります。

航空会社にも色々と事情があるのかもしれませんが、利用者にとってわかりやすい遅延理由の説明をしてもらいたいと思います。