前面展望DVD「平成元年3月4日 旧嵯峨野線の消える日」を購入&レビュー

前面展望DVD「平成元年3月4日 旧嵯峨野線の消える日」を購入&レビュー

電化・複線化前の嵯峨野線がどのようになっていたかが気になって資料を探していたのですが、ちょうどいい前面展望DVDが格安で販売されていたので購入しました。

平成元年3月4日 旧嵯峨野線の消える日

シリーズ:テイチク運転展望室クロニクル
タイトル:平成元年3月4日 旧嵯峨野線の消える日(JR西日本 山陰本線 京都駅〜園部駅)
制作:株式会社テイチクエンタテイメント
撮影日:1989年3月2日
商品番号:TEBD-18123

1989年嵯峨-馬堀間新線切替前の嵯峨野線

1989年3月5日に嵯峨野線嵯峨-馬堀間が新線に切り替えられましたが、その直前の1989年3月2日に撮影された作品です。列車は園部駅13時24分発のキハ181系特急あさしお6号で、園部駅を出発して亀岡駅・二条駅に停車して京都駅に向かいます。

新線切替直前ということで、沿線には作業員の方が多数見られます。馬堀・嵯峨の新線切替ポイントだけでなく、新たに待避線が設けられた吉富駅・並河駅や、新設駅の太秦駅などで作業されています。

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嵯峨-丹波口間は高架化前

現在は京都-嵯峨嵐山間の多くが高架化されている嵯峨野線ですが、1989年当時に高架化されていたのは京都-二条駅手前までの区間のみで、ほかは平地か盛土となっています。高架化前の路線の様子を見られるという意味でも貴重な映像です。

現在の円町駅付近の1989年当時の様子が気になっていたのですが、当然円町駅はなく(2000年開業)、盛土で西大路通とクロスしていました。

嵯峨野線電化1年前で架線が張られていない

1989年の嵯峨-馬堀間新線切替の時点では嵯峨野線は電化されていません。翌年の1990年に京都-園部間が電化されるのですが、この映像では架線が張られておらず架線柱もない状態です。

当然すれ違うのは気動車ばかりで、キハ40系やキハ58系を見ることができます。

貴重な映像資料がお求めやすいお値段で

前面展望というと5,000円前後するのかなーと思っていたのですが、この作品は定価1,714円(税抜)とお求めやすいお値段でした。1989年にVHSで発売されたものがDVDで再販となったようで、価格が抑えられているようです。

1989年当時の嵯峨野線の様子を知りたい人や、電車でGO!で嵯峨野線をプレイしたことがある人にオススメです。

運転展望室 旧嵯峨野線の消える日(山陰本線京都駅~園部駅) [DVD]
Teichiku Entertainment (2012-03-21)
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